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にいがた版 2019年9月4週号

収入保険
選択肢が拡大

2020年1月1日以降の加入から、収入保険の仕組みの一部見直しを予定しています。これにより、農業者の経営状況に応じた補償内容の選択肢がさらに広がります。

無題2

無題

見直し内容は、①保険方式の保険料軽減に係る補償の下限設定②積立方式における支払率の選択肢の拡大──を予定しています。
収入保険の保険方式では、保険期間中の農業収入金額が補償限度額を下回った場合に、その下回った額に支払率を乗じて保険金を支払うこととしています。
今回の見直しでは、農業者が選択した一定の金額(補償限度額より低い金額で、基準収入金額に70%から50%を乗じた金額を選択)を補償の下限として設定できるようになります。その下限を下回った金額は保険の対象としないため、その分、保険料を抑えることができます。
例えば、基準収入1千万円で満額補償を受ける農家の場合、現行制度では7万8千円の保険料となりますが、新たに導入される補償の下限70%を選択し、収入の3割減少まで補償する契約では、4万4千円の保険料となります。
また、積立方式では、現行の支払率は90%から50%まで選択できますが、これが90%から10%までに拡大されます。これにより、積立方式の積立金をより小さくすることが可能となります。
20年1月1日保険開始の新規加入の申請は、昨年と同様12月末日を期限としています。毎年、全国各地で災害が頻発していることから、農業経営の安定の備えとして、収入保険の加入をご検討ください。

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