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にいがた版 2018年4月4週号

無人ヘリオペレーター免許取得
安全の種をまこう

小川洋平さん 平山雅彦さん 村上市

「水稲防除で地域に貢献したいです」と話すのは、村上市荒川地区の小川洋平さん(39)と同市神林地区の平山雅彦さん(35)。今年、産業用無人ヘリコプター技能認定講習を受講し、オペレーターの免許を取得した。今後、無人ヘリ防除での活躍が期待されている。

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川野講師㊨の指導の下、免許を取得した小川さん㊥と平山さん


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技能認定講習を受講

小川さんと平山さんは、地元で農業をしたり、先輩農家から話を聞いたりする中で、無人ヘリオペレーターに興味が湧き、受講を決意した。
初めて操縦した時は緊張し、機体の価格や危険性を聞いて驚いたという小川さん。平山さんも当初、「自分には難しい」と思ったが、講師から根気強く指導してもらい、今では夢中になって操縦している。
講師を務めたヤンマースカイスクールの川野敬さんは「無人ヘリは危険という意識を常に持つことが重要。安全第一で操縦してほしい」と熱心に指導した。
受講終了後、川野講師は「この講習期間で『安全』の言葉の重みが変わったと思います。私は講習を通して安全に対する心構えをガッチリ教えるために来ました。そして、私が安全の種を播いたことにより、受講者の芽が出ました。それを次世代にも伝えてください」と受講者に向けて熱いメッセージを送った。
小川さんは「最初は緊張してしまい、操縦する手が動きませんでしたが、川野さんの丁寧な指導のおかげで事故も無く、無事に終了することができました。安全なフライトのためには、チームワークが重要だということを改めて意識しました」と力強く話す。平山さんは「命に関わるフライトをしているという意識を持ちながら操縦しています」と力を込める。
「今後、地域の人に信頼されるオペレーターになり、地域農業を担っていけるように頑張りたいです」と2人は熱意を燃やしている。
(田代文男)

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