にいがた版 2017年11月3週号
そばパスタ
新食感で需要開拓
魚沼農耕舎 魚沼市
「県内でも珍しい『そばパスタ』を新潟の代表的なお土産にしていきたいです」と意気込むのは「一般財団法人魚沼農耕舎」(魚沼市)営業企画部長の小島綾子さん。2年間におよぶ試行錯誤の末、念願の「そばパスタ」を開発し昨年7月に販売をスタートさせた。
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魚沼農耕舎のそばパスタは、自社産そば粉と県内産小麦粉を混ぜ、乾麺と同じ製法で作られている。
最大の特徴は、そばの風味を強く感じられること。そばと小麦粉の配合割合が非常に重要となっている。ソバの実は、特に風味が強い部分を使って香りを強く残し、ソースと絡めたときにそばの香りが負けないよう工夫した。
開発のきっかけは「魚沼産ソバのおいしさをもっと広めたい。一人でも多くの人に知ってほしい」という小島さんの熱い気持ちからだ。
「つゆで食べるだけでなく、さまざまなソースと合わせられます。料理方法の幅も広がるので、アレンジして食べてほしいですね。若い人や女性をターゲットにして販路を広げていきたいです」と自信を見せる。
そばパスタは、短い時間で茹(ゆ)でればアルデンテ、長く茹でればもっちりとした食感となり、サラダやグラタンの中に入れてもおいしいと評判。
同社のオンラインショップの他、魚沼地域の道の駅や農作物販売所、飲食店などで販売している。パッケージを和のテイストにしたことで、外国人がお土産として買っていくケースも増えているという。
小島さんは「そばパスタを通じて自社に興味を持ってもらい、自社製品をもっとアピールしていきたいですね」と今後の展望を話す。
▽問い合わせ先=一般財団法人魚沼農耕舎、魚沼市須原20の5、電話025(797)2255、担当・小島
(髙橋倫平)